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液晶パネルで故障かな?と思う現象が起こる


液晶パネルを正しくお使いいただくための注意点をご説明します。
液晶パネルの特性により以下ような現象が起こる場合がありますが、故障ではありませんのでご了承ください。
また、調整にて解決する方法も記載していますので、併せてご覧ください。
1. 液晶パネルの特性と解決方法
1)液晶パネル上には、輝点 ( 点灯したままの点 ) と黒点 ( 点灯しない点 ) が生じる場合があります。表示色によって輝点・黒点が目立つ場合と目立たない場合があります。この現象は液晶特有のものであり、故障ではありません。現在の製造技術ではこの輝点・黒点を皆無にすることができません。
2)液晶パネルは温度により、白っぽく ( 高温の時 ) 見えたり、黒っぽく ( 低温の時 ) 見える場合があります。また、バックライトの熱によって、特にバックライトが装着されているコーナー部分の液晶パネルが少し白っぽく見える場合がありますが故障ではありません。ご了承ください。
3)液晶パネルの視野角は、一般的に以下のようなコントラスト比で規定されています。
( 各製品の視野角については各製品の仕様を参照してください )
[ 例 ] GP-3750T の場合の視野角範囲コントラスト比(CR)=250以上

上記のように視野角はコントラスト比だけで規定されているため、視野角の範囲内でも表示色の組み合わせ(背景色と文字色やスイッチ色)によって、色が異なって見えたり、見えなくなる場合があります。例えば、背景色が明るい場合は下から見ると色が反転して文字色やスイッチ色が暗くなり見えなくなる場合があります。また、背景色が暗い場合は上から見ると色が反転して文字色やスイッチ色が白くなり見えなくなる場合がありますので、設置環境にあった表示色の組み合わせを行ってください。

4)液晶パネルは一般的に一方向だけ ( 上方向あるいは下方向 ) の視野角は狭くなっています。下方向の視野角が狭い液晶パネルでは、近くからは見えますが遠くからは見えにくくなります。従って、使用状況にあわせて最適な高さと角度に液晶パネルを設置してください。

5)液晶パネルの表示の明るさや色調には個体差があります。複数台を横に並べて使用する場合、個体差が生じる事をあらかじめご了承ください。


液晶パネルは、長時間同一画面を表示させた後、画面を切り替えると、前の画面の残像が発生する場合があります。残像を防ぐためには以下のような対処を行ってください。
  • 同一画面で待機する場合は、表示 OFF 機能を使用する。
  • 画面を周期的に切り替え、同一画面を長時間表示しない。
ダイレクトアクセス方式でご使用の場合は +9 、メモリリンク方式でご使用の場合は +12 が対象のアドレスになります。

7)カラー STN パネル、モノクロ LCD パネルは、以下のような現象が生じる場合があります。
  • パネルの表示がちらつく
  • 画面の明るさにムラがあり均一に表示されない
  • 直線などの延長線上に本来存在しない線が流れたように表示される ( =クロストーク )
以上のような場合は、コントラスト調整(各ユーザーズマニュアルに記載)を行ってください。症状が緩和されます。ただし、液晶パネル及びバックライト の輝度は安定するまでに電源投入後、約10 ~20分かかりますので、コントラスト調整は電源投入後輝度が安定してから行ってください。また、上記の現象は表示色によって見え方が違います。特に中間色をご使用の場合は、ちらつきやムラが目立ちますのであらかじめご了承ください。
GP 本体のオフラインモード画面

8)TFTパネルは表示がちらつく場合があります。TFT の構造上、特定の色の組み合わせ(中間色と黒色との縞模様)などでちらつきが目立つことがありますが、あらかじめご了承ください。

9)近年のバックライトは、輝度が 200cd/m 2 以上に上がっています。しかしながら、直射日光下では使用できません。また、朝日や夕日が射し込んで画面が見えにくくなる場合があります。設置場所には、十分ご注意くださいますようお願いします。

10)バックライトは消耗品です。長期ご使用になる場合は定期的に交換をしてください。バックライト寿命 ( 輝度が初期値の 50% になった場合 ) の参考値は以下の通りです。

[ 例 ] GP3000 シリーズでは 、約 5.7 年 ( 常温使用時 ) です 。

11)バックライト故障などで画面が消えてもタッチパネルは正常動作しているという状況も考えられます。消えた画面をむやみに押しても事故につながらないよう、安全を確保したシステム設計をしてくださいますようお願いします。
2. 定期点検のおすすめ
定期的な点検により、部品や装置の不具合が発生する前兆をできるだけ早い時期に発見し、適切な処置を行うことができます。
また、部品は永久的に使用できるものではなく、正常な使用状態においても、その種類により耐用年数を経過すると特性の変化や動作不良を起こし易くなります。そのため一定期間毎に部品の交換を行うことにより、製品の特性の変化や故障の発生を少なくすることができます。

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